観劇 キャラメルボックス「パスファインダー」

3月17日 @サンシャイン劇場


キャラメルボックス 30th vol.1 クロノス・ジョウンターの伝説
『パスファインダー』
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・スローリー・
笠岡光春は23年前に亡くなった兄・秋路に会うため、クロノス・ジョウンターで過去へ跳ぶ。
が、23年前に到着した瞬間、自転車で通りかかった少女と衝突。
少女は頭を強く打ち、記憶を失ってしまう。
が、「リン」という名前だけは覚えていた。
光春は秋路とともに、リンの身元を調べることにするが……。 (HPより)


キャラメルボックスの人気演目である、
作家・梶尾真治の小説「クロノス・ジョウンターの伝説」。
この『パスファインダー』は梶尾先生のシリーズで登場する
タイムマシン・クロノスを題材にしている完全オリジナル作品。

作・演出の成井さんが、どれだけ梶尾先生をそしてこのクロノスシリーズを
リスペクトしている感が半端なく出ていた。


実は私はこのクロノスシリーズがあまり好きではない。
クロノスにより過去には戻れるが、そこに留まるのには時間制限があり、
しかも元の時間に戻れるのではなく、
何年前に戻ったかによって、さらに先の未来に弾き飛ばされてしまう。

過去に戻ってやり直しが可能でも、
未来に(それもかなり先なことが多い)飛ばされた後どうなったのか
そこがいつも描かれていないのだ。

過去改変に満足しても、その先未来で幸せに暮らせるのだろうか。
そこを思うとやるせない気持ちにしかなれないくて。


この作品では過去に飛んだ主人公が未来へ弾き飛ばされる時に、
過去改変で救えた人物が未来から主人公のためにこの時代に戻ってきて、
同じ未来へ弾き飛ばされるよう救いに来てくれるのだ。

もう何作かやってきたクロノスシリーズで初めてのハッピーエンド。
やっとクロノスによって愛する二人が、二人ともに幸せになれたと思ったら
涙が止まらなくなりました。

そして先に大阪公演があったのに、箝口令が出ていて作品の全体が見えなかったんです。
それは劇中劇でキャラメルボックスの作品「また会おうと竜馬が言った」をやったから。
しかもこの劇中劇の主役をゲストにやらしちゃうんだから。
ゲストのファンにはなんのこっちゃで申し訳なかったけど
創立30周年イヤーなので許してねw


劇中劇といい、このラストハッピーエンドといい、
長年キャラメルを観てきたからくる感動がありました。
ありがとうキャラメル。

今回もカーテンコール撮影OKな上に、ダンスシーンアンコールがありました。
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それと同時上演の別の作品の予告上演。
しかもその作品に出てる役者が、わざわざ終演後に演じるというバカさ(笑)
これも長年のなせる技なのですよ。
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最後に「もう一つの作品も観に来てね」ポーズ
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次はこの同時上演だった作品の感想を。
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